取材・文=中里浩章、写真=窪田亮 
日立製作所の本拠地である会瀬球場で撮影、充実した表情が印象的だ
昨年11月の日本選手権、救援&先発で手応え
国際武道大時代に掲載された本誌を久しぶりに見返すと、思わず「細っ!」という声が口を突いて出た。
「一瞬、『これ誰?』と思いました(笑)。それくらい、社会人になって体型は変わった。大学時代は体重が70キロ台前半でしたが、現在は88キロ。それもただ大きくするのでは意味がないので、投球動作につなげられるようにトレーナーとも相談しながら体を作ってきたんです。大学のときは一人暮らしで1日3食を十分には摂れていなかったと思いますが、今は寮生活で食事もバランスよくできている。ウエート・トレーニングもほぼ毎日やるようになって、体が強くなったという実感はありますね」
そんな充実を語る
鈴木康平が頭角を現したのは、昨秋のことだ。夏も好調だったが都市対抗はベンチ外でスタート。途中からベンチ入りはしたものの、一度もマウンドに立つことはなかった。悔しさを胸に秘め、地道なトレーニングを積んで秋の日本選手権へ。三菱重工長崎との初戦、1点リードの9回表に無死一、三塁のピンチで・・・
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