毎年のように全国トップレベルの好選手が名を連ねる大阪桐蔭高だが、その中でも入部した時点から評判が高かったのが現在の2年生たち。新エース候補の柿木蓮をはじめ、その顔ぶれは実に多士済々だ。 文=谷上史朗、写真=BBM 
柿木蓮/かきぎ・れん●2000年6月25日生まれ。佐賀県出身。181cm83kg。右投右打
例年好素材であふれる大阪桐蔭高にあっても、逸材ぞろいと入学時から話題になっていたのが現在の2年生たちだ。ここまでは活躍度から
藤原恭大が先頭を走るかっこうだが、ほかの顔ぶれも多士済々だ。
新チームのエース候補・柿木蓮は佐賀東松ボーイズ時代、日本代表のエースだった右腕。甲子園優勝、NPB入りの大志を抱き、大阪桐蔭高へ進み、ここまで順調に力を蓄えてきた。夏の甲子園でも仙台育英高戦に先発し8回まで無失点の熱投。最後は不運なサヨナラ負けも、魅力は何と言ってもストレート。ダイナミックなフォームからまさに唸りを上げるような球筋には甲子園の舞台で輝いた八重山商工高時代の
大嶺祐太(現
ロッテ)を思い出した。最速は147キロで本人は常に「150キロを出したい」とスピードへの関心も隠さない。
一方で「(右打者の)アウトコースで・・・
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