シーズンオフに入り、本誌では、さまざまな“夢対談“を企画しているが、その第一弾だ。巨人の強打者・坂本勇人と中日のレジェンド・立浪和義氏が2号にわたり、ざっくばらんに打撃論、守備論を交わす。 取材・構成=井口英規、坂本匠、写真=榎本郁也(インタビュー)、BBM 初ヒットで天才と見抜く?
今回は、立浪氏の連載『超野球論』の特別版。舞台は10月末日の都内のふぐ料理店。プライベートでも交流があるという2人には、ともにクールなイメージがあるが、食事をしながらということもあって、時に脱線も……。書ける範囲(週べ基準)で再現していきます! 立浪 今日は忙しいところありがとう。いや、今年のオフはCSに行かなかったから暇なのかな(笑)。
坂本 CSに進出できなかったのは入団してから初めてですし……そうですね、はい(苦笑)。
立浪 CSが始まったのが2007年だから、入団の年か。巨人がCSに行かなかったこと自体初めてだしな。というか3年連続優勝しなかったのも初めてか。
──07年以後だと、2年連続も去年が2回目ですしね(10、11年)。
立浪 そうなると、オフのテレビも出づらいな。バラエティーは特に。
坂本 それは別にいいです。僕、バラエティー番組が苦手なんで……。
──今年の正月、『リアル野球盤』(テレビ朝日系番組の中の人気企画)には出てましたよね。
坂本 ずっと「成績が出てないんで」と断っていたんですが、タカさん(進行役のとんねるず・石橋貴明さん)から「そろそろ出ろ!」とメールが来まして(笑)。16年は首位打者も獲ったんで、いいかなって。立浪さんは、ちょっと前に“ゲッツー”がテーマの番組に出てましたよね。荒木(
荒木雅博)さん(中日)がゲッツーで送球を受ける際は壁になったようなイメージでやると言ってましたけど、あれ、面白かったです。
立浪 『球辞苑』(NHK)ね。慎也(
宮本慎也。
ヤクルトヘッドコーチ)も一緒に出た回か。野球好きには人気が高い番組らしいね。じゃあ、この対談も負けじとマニアックにやってみましょうか(笑)。
──ぜひ!
立浪 実は『週ベ』で2分の1ページの連載を細々やっていて。
──1ページです(笑)。
立浪 そうでしたっけ(笑)。勇人は『週べ』を読んでる?
坂本 もちろんです。コンビニにあったらいつも買ってます。僕も選手コラム連載をやらせてもらったことがありますし(11年「勇人伝」)。
──送ります。悪用しないんで、住所教えてください(笑)。
立浪 今日は編集部に奮発してもらって、勇人が好きな、ふぐ屋さんをセッティングしてもらった。楽しい話を頼むよ。評判よかったら連載が2ページになるらしいから(笑)。
坂本 (小声で編集部員に)少し高いですよ、大丈夫ですか。
──お気遣いありがとうございます。前後編にし、経費を分けます。その分、たくさん面白い話をしてください(笑)。
立浪 (編集部に)勇人に一番聞きたいことは何ですか。
──やはりバッティングの技術面で・・・
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