2位・阪神に10ゲーム差をつけ、2年連続の独走優勝を果たした広島。「何点差があっても安心できない」と他球団を恐れさせた“逆転の広島”を導いたものとは!? 
今季に何度も見られた劇的な逆転勝利。そのたびにチームは勢いを増した。写真は9月5日の阪神戦[マツダ広島]でのサヨナラ勝ち
他球団を圧倒する驚異の“逆転力”
振り返れば今季のチームを象徴する一戦となった。7月7日の
ヤクルト戦[神宮]、先発した
戸田隆矢がヤクルト打線につかまり、3対8で9回表の攻撃へ。マウンドには、先発から抑えに回っていたヤクルトのエース・
小川泰弘。敗色濃厚な中、突如、赤ヘル打線が火を噴いた。
バティスタ、
菊池涼介のソロ本塁打などで得点を重ね、2点差まで追い上げた二死一、三塁で、打席には代打・
新井貴浩。昨季のMVPに輝いた千両役者はファンの期待に応えて逆転弾をバックスクリーンへ突き刺し、広島は9対8の勝利を収めた。
「逆転の広島」。それ以前から囁かれていた呼称をあらためて全球団のファンに知らしめるものとなった。
今季、広島が飾った88勝のうち、逆転勝利は41勝・・・
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