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12球団投手力CHECK

【12球団投手力CHECK】ヤクルト 新戦力左腕の出来がカギ

 

先発、救援、抑え──。強固な布陣を築くべく、投手陣の整備を進める各球団。キャンプも終盤にさしかかり、実戦も増えてきたとあって開幕へ向けた投手布陣が見え始めてきた。補強選手の状況に現有戦力の成長などを含め、12球団の投手力を総チェック。勝利の目算が立つのは、どこだ!?
評価基準S=不安なし、A=不安ややあり、B=不安あり、C=不安大
評価基準◎=好成績維持or改善の可能性大、○=好成績維持or改善の可能性あり、△=成績低下の可能性or改善の不安あり、×=成績低下の可能性or改善の不安大


【2017成績】
チーム防御率4.21 セ・リーグ6位(11/12位)
先発防御率 4.16 セ・リーグ6位(11/12位)
救援防御率 4.31 セ・リーグ6位(11/12位)

【2018戦力分析】
チーム防御率 総合評価
先発防御率  戦力評価
救援防御率  戦力評価

並んで投げる右からブキャナン、ハフ、カラシティー。外国人投手が投手陣の核となる


頼もしい新助っ人の先発ローテ入り


 チーム防御率は先発、救援ともにセ・リーグ最下位。ロッテのおかげで辛うじて12球団最下位は回避したものの、球団ワースト96敗を喫した最大の要因が投手力の低迷であることは明白だ。新生スワローズはここまで、宮本慎也ヘッドコーチらが新たに加わり、青木宣親が復帰した攻撃陣にばかりスポットが当たっているが、田畑一也新コーチのもと、投手陣も生まれ変わろうとしている。

 昨季の勝ち頭は8勝の小川泰弘だが、シーズン通じて先発ローテを守り、最も多くのイニング数を稼いだのが来日1年目のブキャナンだった。そして今季、新たに左腕のデーブ・ハフ、右腕のカラシティーが加わった。ブルペンで抜群の制球力を見せているハフは先発、155キロを超える威力あるストレートが武器のカラシティーは抑え候補。秋吉亮とその座を競い、どちらかが中継ぎへ回ればその厚みもグッと増すはずだ。先発、中継ぎの両方をこなせるアルメンゴ(中日時代はジョーダン)はコンディション不良で二軍へ。順調にいけば開幕はこの3投手でスタート予定だ。

 開幕投手候補にも名前が挙がる石川雅規は2月18日、DeNAとの練習試合に登板。2回完全投球を見せた。昨季は4勝14敗という不甲斐ない結果に終わっており、「もう一度(先発)ローテを取りにいく立場。調整というイメージはない」と表情を引き締めていた。

若手にチャンスあり


 また、2番手で登場した由規は最速151キロをマーク。「この前より真っすぐの質が良かったし、ストレート主体で投げた結果、変化球も振ってくれた」と、手応えを感じた様子だった。昨年9月に右ヒジを疲労骨折し、10月に手術を行った小川、星知弥はともに二軍調整。そのため、3年目右腕の原樹理も開幕投手を狙う1人。昨季は3勝11敗と大きく負け越したが、打線の援護があればその数字も違っていた。「いつまでも小川さんの後ろを歩くわけにはいかない」と一本立ちする決意だ。

 ルーキーたちにもチャンスが与えられている。一軍キャンプに参加したのは、2位・大下佑馬と3位・蔵本治孝、8位・沼田拓巳の3右腕。蔵本は右ヒジの違和感でリタイアしたが、大下、沼田は食らいついている最中。また大きな期待を寄せられる高卒2年目の寺島成輝梅野雄吾も生き残りを懸けてアピールする立場だ。これらの若手が先発ローテ、ブルペン陣にその名を連ねるチャンスは十分に残されている。

2018予想投手陣


【先発】
◎ ブキャナン
△ 小川泰弘
○ 石川雅規※
◎ 由規
◎ 原樹理
◎ ハフ※
【中継ぎ】
石山泰稚
近藤一樹
松岡健一
中澤雅人
村中恭兵
【抑え】
◎ 秋吉亮
◎ カラシティー
※左投げ。評価基準◎=好成績維持or改善の可能性大、○=好成績維持or改善の可能性あり、△=成績低下の可能性or改善の不安あり、×=成績低下の可能性or改善の不安大
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