実力派ぞろいのチームの中で、名実ともに中心となるのは、やはりこの男だ。昨年、終盤の故障でシーズンを棒に振った悔しさを胸に、さらに強く、頼れる選手になることを誓っている。 
写真=湯浅芳昭
1歩1歩進んできた試練のときを経て、
鈴木誠也が2018年シーズン開幕を迎える。アクシデントを乗り越えて、
広島の四番は強くなって帰ってきた。
昨季、シーズンの終わりは突然やってきた。8月23日の
DeNA戦(横浜)。2回の守備で右翼フェンス手前の飛球にジャンプし、着地したときに右足首に激痛が走った。人生初の骨折。シーズン終盤の戦いは病室のベッドで見ていた。気づけば部屋中に響き渡る声で叫んでいたこともあったという。
「ケガする前までは感情的にも不安定になったり・・・
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