ここでは本誌ベースボールゼミナール、連続写真解説でもお馴染み、藪恵壹氏と柴原洋氏に、大谷翔平が投打にわたって活躍を見せている技術的な根拠と、これからの課題について解説してもらった。 取材・構成=坂本匠 写真=Getty Images 
フィニッシュで右肩が落ち、上半身をひねるように使い出すと制球の乱れにつながる。唯一の不安材料か
藪氏が見た大谷翔平の強み 160キロの直球とカーブのコンビネーション
5月30日のタイガース戦(コメリカ・パーク)は雨による2度の中断があったため、5回を投げ切ったところで降板となり、5勝目はなりませんでしたが、101.1マイル(約163キロ)を計測しました。これは今季MLBの先発投手では最速で、なんとベスト5を大谷選手が独占しています。あの操りづらいMLBのボールで、よく日本と同じように投げられるな、と感心します。この対応力にはいつもながら驚かされますね。
5月末日でレギュラーシーズンの約1/3が終了し、投手成績は8試合登板で4勝1敗。開幕前に予想していたとおり・・・
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