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2018ドラフト特集 中間報告

チーム事情から球団担当が大胆予想!?12球団ドラフト補強ポイント&ターゲット パ・リーグ編

 

2018シーズンも中間点に差し掛かり、各チームに必要な補強ポイントも見えてきた。12球団のチーム事情をもとに、来季に向けて獲得すべき選手をあぶり出していく。
※7月5日現在。年齢は2018年の満年齢。育成選手は含まず

ソフトバンク 即戦力を重要視


■2018チーム成績
73試合38勝35敗/打率.249 防御率3.91

補強ポイント
1.即戦力となるサウスポー

高橋優貴[投手/八戸学院大]


2.将来性豊かな高校生外野手

藤原恭大[外野手/大阪桐蔭高]


 2年連続で故障者に苦しめられている投手陣。ドラフト戦略でも例年の「その年最も評価が高い投手」という基本方針に、今年は「即戦力」が重要視されてくるだろう。上茶谷大河甲斐野央梅津晃大(ともに東洋大)、東妻勇輔松本航(ともに日体大)らの名前が挙がる中、左腕不足の面も加味すると高橋優貴(八戸学院大)や飯嶋海斗(東海大)らが有力か。

 また、野手では昨年獲得した増田珠を内野手に転向させたことで、外野手の獲得は2014年入団の上林誠知(ドラフト当時、1年目は内野手)までさかのぼる。こちらは即戦力より育成重視で、身体能力の高さを評価する藤原恭大(大阪桐蔭高)や攻守走三拍子そろう蛭間拓哉(浦和学院高)ら高校生をマークしている。(R)


西武 崩壊気味の救援陣の救世主


■2018チーム成績
73試合42勝30敗1分/打率.276 防御率4.36

補強ポイント
1.即戦力となる中継ぎ

生田目翼[投手/日本通運]


2.即戦力となる先発左腕

鈴木翔天[投手/富士大]


 現在、チームは首位を走っているが、それは強力打線の力が大きい。現にチーム防御率4.36はリーグ最下位。リリーフ陣に限ると、その数字は5.25とさらに悪化するだけに補強ポイントは明らかだ。強いボールを投じるリリーフを是が非でも獲得したい。名前が挙がるのは生田目翼(日本通運)、甲斐野央(東洋大)あたりか。ともに150キロの剛球を投じる右腕だ。さらにエースの菊池雄星も近い将来、海を渡ることが予想され、先発左腕の獲得も急務だ。チームには山川穂高外崎修汰多和田真三郎ら富士大OBが多く、同大学の鈴木翔天を狙うのも面白い。

 また米倉貫太(埼玉栄高)、佐野涼弥(浦和学院高)といった好投手など、地元・埼玉の有望株もしっかりと押さえたいところだ。(MK)


楽天 超高校級内野手をマーク


■2018チーム成績
75試合28勝46敗1分/打率.240 防御率3.91

補強ポイント
1.打てる内野手

根尾昂[内野手/大阪桐蔭高]


2.将来的に軸となる先発候補

引地秀一郎[投手/倉敷商高]


 内野の中心として茂木栄五郎が台頭したが、36歳の藤田一也、35歳の今江年晶など年齢層は高く、打てる内野手はノドから手が出るほど欲しい。その条件に合致するのは根尾昂(大阪桐蔭高)だ。また、正捕手・嶋基宏に続く存在がいないことから頓宮裕真(亜大)もリストアップされている。

 また、投手陣では34歳の岸孝之美馬学は32歳と、現在の先発ローテーションにはベテランも存在する。藤平尚真古川侑利ら若手の台頭はあるものの、将来の先発候補は不可欠な状況だ。高校生では最速151キロ右腕・引地秀一郎(倉敷商高)、大学生では昨秋の大学日本一の松本航と東妻勇輔(ともに日体大)、東都リーグ3連覇に貢献した甲斐野央(東洋大)ら本格派右腕に熱視線を送っている。(YO)


オリックス 三塁の世代交代が急がれる


■2018チーム成績
77試合38勝35敗4分/打率.241 防御率3.50

補強ポイント
1.巧打の即戦力三塁手

渡辺佳明[内野手/明大]


2.空振りを奪える救援左腕

高橋拓已[投手/日本生命]


 投手陣の層は着実に厚みを増している一方で、野手は小谷野栄一中島宏之らのベテランが奮起を続けるなど若返りが課題。中でも世代交代が急がれるのが前述の2選手が守る三塁。今季から三塁転向した西野真弘が、小谷野、中島の故障離脱後にスタメン起用も、レギュラー定着とは言い難い。さらに打線は長距離砲が多くいるだけに巧打者が求められる中で、攻守で合致するのが渡辺佳明(明大)だ。今春から遊撃に挑戦した渡辺だが、オリックスの正遊撃・安達了一は来季31歳と世代交代の時期は遠くないだけに、獲得のメリットは大きい。

 投手陣では手薄な救援左腕を補強したい。それだけに、空振りが奪える高橋拓已(日本生命)、中村稔弥(亜大)らの左腕のマークを続けていきそうだ。(AT)


日本ハム 将来性も見据えて


■2018チーム成績
74試合41勝33敗/打率.245 防御率3.62

補強ポイント
1.即戦力の先発投手

上茶谷大河[投手/東洋大]


2.将来性ある強打の内野手

根尾昂[内野手/大阪桐蔭高]


 チームには若くポテンシャルの高い野手陣がそろうが、固定できていないポジションが二塁手だ。遊撃手も兼務する石井一成が主に任されているが、確固たるレギュラーはいない状況。強打の横尾俊建を二塁に回すなど打力も重視し始めている中で、身体能力の高い根尾昂(大阪桐蔭高)などの将来性ある内野手の獲得を目指したいところだ。

 投手陣は20代後半の選手層が充実している。脂が乗ってくる年代が多い間に、若く将来性も有望な素材型の投手を獲得して育てたい。ドラフトの上位候補にリストアップする上茶谷大河(東洋大)、鈴木裕太(日本文理高)ら高校生投手も候補に挙がってくると予想される。またチームの積年の課題である即戦力左腕の獲得も狙っていきたい。(M)


ロッテ 左腕不足は積年の課題


■2018チーム成績
74試合38勝35敗1分/打率.256 防御率3.51

補強ポイント
1.即戦力となるサウスポー

中村稔弥[投手/亜大]


2.将来の主軸となる外野手

藤原恭大[外野手/大阪桐蔭高]


 昨季は土肥星也、今季は山本大貴永野将司と毎年のように社会人左腕を獲得しているが、十分な一軍戦力にはなっていない。先発ローテは右腕のみで構成され、ブルペンも松永昂大にかかる負担が増えている。中村稔弥(亜大)、高橋拓已(日本生命)など即戦力左腕は大きな補強ポイントだ。

 外野陣は荻野貴司が33歳、清田育宏が32歳、角中勝也が31歳を迎えている。藤原恭大(大阪桐蔭高)や辰己涼介(立命大)といった攻守走を兼備する外野手に熱視線を送っているのは将来への布石を打つ必要があるからだ。同時に“千葉のスター”を生むために清宮虎多朗(八千代松陰高)、古谷拓郎(習志野高)、大谷拓海(中央学院高)といった地元高校生投手の動向にも注視している。(TS)

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