池田高と並び1970年代後半から80年代前半に「逆転のPL」と呼ばれ一時代を築いた強豪校は、83年に桑田と清原の2大スターの登場で、さらなる高みに突きぬけた。高校野球の歴史に燦然と輝くKKコンビがいた3年間。 
KKコンビとして甲子園を席巻した3年間だった
1年生コンビが席巻
23勝3敗──。
桑田真澄、
清原和博が在籍した3年間(1983~85年)におけるPL学園高の甲子園成績である。5季すべてに出場、優勝2回、準優勝2回という数字以上に、KKコンビは強烈なインパクトを聖地に刻んだ。その衝撃はまさに“最強”の名にふさわしいものであった。
桑田と清原が1年生だった83年夏の選手権大会準決勝。3季連続優勝を狙い甲子園に乗り込んできた
蔦文也監督が率いる当時最強の池田高
(→関連記事参照)を7対0で撃破。池田のエース・
水野雄仁を打ち崩したこの日が、KK時代の幕開けだったと言っていい。池田高戦で桑田は完封勝利、横浜商高との決勝では四番・清原が先制のアーチを放つなど1年生コンビが優勝の原動力となり、一躍スターダムにのし上がった。
80年秋に監督に就任し、母校を常勝軍団に育て上げた中村順司監督(現名古屋商科大総監督)の教えは徹底していた・・・
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