“あの~”という言葉で思い起こされる強いチームが、どの年代にもあるものだ。夏の聖地に強烈なインパクトを残し、時代をけん引したチームを紹介しよう。 優勝メンバーは背番号正式採用(1952年夏)以前のものは原則として初戦の出場選手をポジション順に配列し、以降は任意。 
夏3連覇のエース・吉田正男[右]と、33年夏にマスクをかぶった野口明
延長25回死闘超え夏3連覇
まずは下の30年代と40年代の優勝校一覧をご覧いただきたい。大正から昭和に変わり、戦争で中断するまでの15年間、中等野球界は“東海の時代”だった。その中で力を伸ばしたのが中京商(現・中京大中京)。31、32年はエース・吉田正男(明大―藤倉電線)を擁し大会2連覇。33年は主力の大半が卒業も、エース吉田は健在で、捕手も野口明(明大―東京セネタースほか)と、バッテリーが盤石だった。伝説に残る延長25回の死闘は・・・
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