100回の記念大会にふさわしく、大いに盛り上がった夏の甲子園。ここでは、高校野球の聖地にまつわる数々の謎を解き明かしていこう。 「甲子園の魔物」って本当にいるの?

イラスト=横山英史
甲子園で、一般的には考えられないことが起こると人智を超えた何ものかの力が働いたとして、「甲子園には魔物が棲んでいる」と表現される。1975年の夏、秋田商高と洲本(兵庫)の対戦を報じた朝日新聞のコラムに「やっぱり魔物甲子園」というタイトルがついている。地方大会で甲子園を経験している洲本高が、初回にミスを連発して5失点したのに対し、不慣れなはずの秋田商高が堅実なプレーで勝利。魔物は甲子園ではなく、監督や選手の心に潜んでいるという内容だ。
この夏の100回大会、8月5日の開幕試合で藤蔭高(大分)対星稜高(石川)の始球式に登場した
松井秀喜氏(元
ヤンキースほか)が・・・
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