勝負は無情だ。安打数、打率、本塁打数で上回りながら結果は1勝4敗1分。リーグ3連覇ながら、またも日本一には届かなかった。敗者カープの戦いを追う。 文=氏原英明 
第6戦、日本一の喜びを爆発させるホークスナインをじっと見守る広島・新井貴浩/写真=小山真司
得点源がホームランだけに
滑り出しは決して悪くはなかった。
ホームでの第1、2戦は1勝1分け。パ・リーグのクライマックスシリーズを圧倒的な打力で勝ち上がってきた
ソフトバンクに対し、1戦目の
大瀬良大地、2戦目のジョンソンを軸にした投手たちがゲームを作ることで、接戦の展開に持ち込むことができていた。
打線も、三番を打つ
丸佳浩が目覚めるまでに時間を要したものの、1、2戦とも相手を上回る安打をマークしていたし、8対9で惜敗した第3戦もあわやの展開を作っていた。
ターニングポイントとなったのは・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン