ここからは平成の移籍の歴史を球団別に見ていく。豊富な補強資金で大物の獲得を繰り返すチーム、逆に流出ばかりが目立つチームといろいろだ。現存の12球団に加え、オリックスと吸収合併した近鉄についても、別出しで紹介する。 (写真キャプションの「移籍」は他球団への移籍) 球団最多の17人目。11月21日、FA宣言していた
浅村栄斗が
楽天入り。
炭谷銀仁朗も
巨人入りが決まり“記録”は18人に更新された。
FA移籍が加速したのは栄華を誇った黄金時代が終焉を迎えてから。平成6年(1994年)、リーグ5連覇を果たしたが、日本シリーズで巨人に敗れて、
森祇晶監督が退任。するとそのオフ、左腕エースの
工藤公康と主将の
石毛宏典がFAでダイエーへと去った。前年、
秋山幸二が絡んだ大型トレードを行ったが、その仕掛け人はダイエーの
根本陸夫監督。元は
西武の管理部長として辣腕(らつわん)を振るった男が、ダイエーを常勝軍団にすべく、西武の要を引っこ抜いた。
その後もFA流出は止まらない・・・
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