誰が呼んだか、「逆転のカープ」。連覇した一昨年、昨年と、勝ちゲームの約半分を逆転勝ちが占めることによる呼び名だが、3連覇を達成した今季もその傾向は変わらなかった。今季のカープの逆転劇を振り返り、分析してみた。 写真=BBM 
最も鮮やかだったのは8月23日のヤクルト戦[マツダ広島]。3点を追う9回裏に、丸が同点3ランを放つと、続く鈴木がサヨナラ弾
3点差で最後の攻撃の状況からの逆転も2度
今季、球団史上初の3連覇を達成したカープ。2016、17年も逆転勝ちが多く、「逆転のカープ」として名をはせたが、今季もその傾向は変わらず。82勝のうち半数の41試合で逆転勝ちを収めた。16年は89勝のうち51%の45勝、17年は88勝のうち47%の41勝なので、3連覇の中では2番目の逆転率ということになる。
何しろ今季は、スタートから逆転づいていた。カープは開幕4連勝とスタートダッシュに成功したが、これがいずれも逆転勝ちだった。第5戦に敗れてストップしたが、これはセ・リーグでは初。ちなみにパ・リーグでは05年に
ソフトバンクが記録している(こちらは第5戦に完封勝ちしたことでストップした)。
ただこの4試合は、いずれも・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン