ここでは平成の野球の歴史を鮮やかに彩った日本人メジャーたちを紹介しよう。 文=奥田秀樹 写真=Getty Images 
1試合にすべてを懸ける投球で7年間投げ続けた。特にヤンキース時代には複数年契約を断わり1年契約を続けた
ヤンキースのユニフォームを脱いで4年。電話取材を頼むと「本当にメジャーでやっていたのかなと思いますよ。随分昔のように思えて、実感がないんです」と意外な言葉が返ってきた。
メジャーでの先発数211試合、先発イニング数1317回2/3。日本人メジャー・リーガーでは
野茂英雄(元ドジャースほか)に次ぐ二番目の数字である。だが黒田の金字塔は高いレベルでの安定感だ。ドジャースとヤンキースでの7シーズン、すべて防御率3点台で、30試合以上に先発が6度、200イニング以上が3度(199回と196回1/3が2年)。毎年必ず一流の仕事をしてきた。野茂、
ダルビッシュ有(カブス)、
田中将大(ヤンキース)でさえ・・・
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