高卒社会人選手のドラフト解禁は3年だ。強豪チームで先発と救援を任される2人の本格派右腕は、満を持して「運命の日」を心待ちにするが、まずは「日本一」を照準に定める。 取材・文=岡本朋祐 写真=中島奈津子 
2011年以来、2度目の都市対抗優勝がチームの目標。太田[左]が先発として試合を作り、守護神・西田で逃げ切る形を作っていきたい
先輩2人の背中を見てきた絶対的エース
社会人野球のメーンイベントである7月の都市対抗は、一発勝負のトーナメントである。厳しい予選を突破した上で、本戦は頂点まで5試合を勝ち上がらなければならない。JR東日本は2011年以来、2度目の王座奪取のみが、チームの共通目標としてある。
高卒2年目の昨季、ストッパー役を託された
西田光汰は「龍と5勝5セーブでいきたい」と、トレードマークである笑顔を爆発させた。昨年までのエース・
板東湧梧が
ソフトバンクから4位指名を受け、大澤信明、佐藤健太が18年限りでユニフォームを脱いだ。4強へ進出した都市対抗でマウンドを踏んだのは
太田龍と西田の高卒3年目コンビの2人のみ。153キロ右腕・太田は・・・
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