球春到来。宮崎、沖縄を中心とした国内のみならず、遠くアメリカ・アリゾナの地で恒例の春季キャンプがスタートした。自軍の戦力を分析した上で強みを伸ばし、課題の強化改善を図る貴重な1カ月間。キャンプから見えてきた各球団の“最新の戦力”を分析する。 
新人の山野辺が正二塁手の座に食い込めるか注目だ[左から金子一、山田、山野辺、外崎]
“どじょう”が2匹いるか?
リーグ2連覇を狙う
西武は逆風の中での船出となった。打点王の
浅村栄斗、
炭谷銀仁朗がFA移籍。エースの
菊池雄星もポスティングシステムを利用して、メジャーに挑戦した。
辻発彦監督は「3人が抜けた穴は大きいが全員が少しずつレベルアップすれば必ず埋められる。若手にとってはまたとないチャンス」と新戦力の台頭とレギュラー争いをあおった。
中でも不動の浅村が抜けたセカンド争いは注目が集まる。昨季は主に外野の
外崎修汰が最有力だが、即戦力ルーキーにも大きな期待がかかる。ドラフト3位の
山野辺翔だ。1ケタの背番号「4」も期待の表れから。南郷キャンプ2日目から全体練習前のアーリーワークで特守。辻監督らにも見守られ、足運びを確認した。
辻監督は「源田じゃないですけど、柳の下のどじょうが2匹いるかどうか」と熱い視線を送った。西武では同じドラフト3位の
源田壮亮がルーキーイヤーからショートのレギュラーをつかみ、史上初の新人から2年連続フルイニング出場を達成。二人の姿を重ね合わせているようだ。
キャンプ3日目には源田&山野辺の特守も行われた。自らの新人時代を回想した源田は「あれから2年も経つのは早い。懐かしいなと思いながらやっていました」と先輩としての手本も見せた。山野辺が二塁で固定できれば、外崎を守備の負担の軽い外野で起用でき、オーダーの選択肢も広がる。
菊池の抜けた投手陣では、
巨人から移籍した
内海哲也、ドラフト1位の
松本航が順調な滑り出し。センターポールにはためくペナントが何とも誇らしい。
【VOICE 指揮官の手応え】辻発彦監督 しっかりと自主トレをやってきたという印象

辻発彦監督
「主力が抜けたが、その状況で若手がどのくらい目の色を変えて、ポジションに食い込んでくるのかを感じたいと思っていたが、みんな自主トレをしっかりとやってきたなということが分かった。とにかく、このキャンプで足元を固めて、1年間を戦い抜く体力をつけたい」
【話題を独占!?PICK UP PLAYER!!】鈴木将平外野手 外野の一角狙う二軍の盗塁王
高卒3年目の鈴木将平が外野のレギュラーを虎視眈々と狙う。昨年二軍で26盗塁をマークしてタイトルを獲得も、打率.224に終わり一軍昇格はかなわなかった。キャンプの動きを見て「昨年と同じ失敗は繰り返さないという意気込みを感じる」と辻発彦監督。背番号46にかかる期待は大きい。