大型補強を敢行したチームもあれば、主力流出を機に若返りを図るチームもある。選手が変われば当然、布陣も変わっていく。5人の新監督を含めた12人の指揮官は、果たして、どんな布陣を組むのか。新戦力と現有戦力を交えたチームの陣容をチェックしていこう。 ※新加入人数は新人も含む(育成新人は除く)。平均年齢は育成選手を除く 
スロー調整の岩隈[右]。本人は開幕に合わせることに自信をのぞかせている
2019新加入12人。チーム平均年齢27.4歳
4年ぶり3度目の監督復帰となった
原辰徳監督が「私も新戦力」と表現したように、今オフに敢行した超大型補強で戦力図が大きく変化した。何といっても目玉は
広島から獲得した
丸佳浩。打力はもちろんだが、守備面も大きい。中堅の定位置が埋まることで、センターラインの強化に成功。注目が集まる中で黙々とバットを振る姿が若手にも好影響を与えている。さらに、もう一人のFA戦士で
西武から獲得した
炭谷銀仁朗だ。「全試合フルイニング出場」を目標に掲げ、キャンプ序盤から投手陣と積極的にコミュニケーションを図る姿があった。強肩を持ちながら打撃が低迷する
小林誠司と、捕手に復帰した
阿部慎之助の3枚で捕手陣は強固になったといえる。
中堅を丸が担うことで右翼は
陽岱鋼や
松原聖弥、左翼は
亀井善行、A.
ゲレーロらがしのぎを削り合う。二塁も
吉川尚輝と
田中俊太という若手コンビがライバル関係を築き、一塁は昨季メジャー20発の新外国人C.
ビヤヌエバと
オリックスを自由契約となった
中島宏之がいる。順当にいけばクリーンアップの働きが期待されるビヤヌエバは、変化球を多投する日本の野球にどこまで順応できるかがカギとなるだろう。丸とともに不動のレギュラーとして期待されるのは昨年、3割.30本塁打.100打点を達成した
岡本和真だ。今季は
長嶋茂雄終身名誉監督や原監督に続く
巨人の伝統の「四番・三塁」の継承者となる。
投手陣は不透明
投手陣は不透明な部分が多い。先発の軸は2年連続沢村賞の絶対エース・
菅野智之。ここに
山口俊が続く。残り4枠にはT.
ヤングマン、C.C.
メルセデス、
田口麗斗、
野上亮磨、
高田萌生らの争い。右肩手術を経て8年ぶりに日本球界復帰となった
岩隈久志は、コンディションさえ整えば先発の一角を担うことになるが、スローペース調整でその力を測りかねる。体調不良で来日遅れのS.
マシソンは誤算だが、救援陣は新助っ人のR.
クックが評価を高め、この右腕を中心に組み立てていく。
まだいる新戦力!高橋優貴 先発ローテ入りの可能性も
2月3日の紅白戦で阿部慎之助、陽岱鋼、岡本和真から三振を奪った。期待のドライチ左腕に
宮本和知投手コーチは「大満足。実戦向き。
高橋尚成より上ですよ」と賛辞を並べた。もともとチェンジアップにも近いスクリューにばかり注目が集まっていたが、打者相手の実戦ではスライダーの評価が高まった。阿部も「良いボールだった」と驚きの声を上げる。経験を積めば先発ローテーション争いに食い込む可能性も。
【投手STAFF予想】 [先発]
菅野智之
山口俊
T.ヤングマン
△田口麗斗
△C.C.メルセデス
△
今村信貴 [中継ぎ]
澤村拓一 △
吉川光夫 鍬原拓也 △
大江竜聖 [抑え]
R.クック(新)
【打撃予想ORDER】 二△吉川尚輝
遊
坂本勇人 中△丸佳浩(新)
三 岡本和真
一 C.ビヤヌエバ(新)
左△亀井善行
右 陽岱鋼
捕 炭谷銀仁朗(新)
※△は左投げ、左打ち、(新)は新加入選手