新戦力の台頭は、チームが強くなっていく上では欠かせないが、優勝を狙ううえで絶対条件となってくるのが、戦力としてはもちろん、精神的にもチームを引っ張っていく大黒柱の活躍だ。カープには、野手にも、投手にも、頼れる大黒柱がいる。四番・鈴木誠也と、エースの大瀬良大地。2人のここまでの奮闘ぶりと、4連覇への意気とは。 写真=佐藤真一 
今季もエースにふさわしいピッチングが続く大瀬良。その右腕からの快速球がうなりを上げ、得意のカットボール、フォークがビシビシ決まる
もう、まがうことなきエースと言っていいだろう。大瀬良は、開幕から大黒柱としての存在感を示し続けている。どんな状況であっても、試合は壊さない。勝ち星を挙げられないケースもあったが、首脳陣の信頼は揺るぎない。
いきなり進化を見せつけたのは開幕戦(3月29日、対
巨人=マツダ
広島)だ。昨季最多勝を分け合った巨人・
菅野智之との投げ合い。最強の相手との我慢比べに、一歩も引かなかった。昨年までのチームメート・
丸佳浩から4打席4三振を奪う衝撃的な内容で、8回7安打無失点。完封リレーを演出し、1勝目を挙げた。
その後は3試合勝ち星から遠ざかったが・・・
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