いよいよ間近に迫ってきた2019ドラフト会議。ここでは過去の指名傾向と抽選の“強さ”を振り返りながら、今年の12球団のドラフト戦略と1位指名を展望していく。 写真=BBM 
2017年には7球団競合の末に清宮を見事に引き当てた
飛び抜けた才能を持つ金の卵を
日本ハムがほっとくわけがない。6月2日に吉村浩GMは
佐々木朗希(大船渡高)の1位入札を早々に公言した。今春に163キロをマークした右腕の実力を「圧倒的すぎる。他の候補へのリスペクトはあります。ただ、あまりにも能力が違いすぎる」と評価し、競合覚悟でドラフト戦略の方向性を打ち出した。過去にも
ダルビッシュ有や
大谷翔平といった佐々木と同タイプの豪腕をメジャーでも通用する投手として育成してきた。同等の、いやそれすらも上回るかもしれないスケール感が異例の早期公表につながった。
クジ運は強い。最近で記憶に新しいのは、2017年の
清宮幸太郎。高校生最多タイの7球団が競合し、当時のGM補佐である
木田優夫投手チーフコーチが・・・
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