10月17日、17時から「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が都内のホテルで開催。若者たちの前に、新たなる道への扉が開かれた。ここでは各球団のドラフト1位をクローズアップする。 取材・文=坂本匠 写真=佐藤博之 
「勝たなければ」という責任を胸にチームをけん引した主将兼エースがナインの手で宙に舞った
わずか15分で指名。90分後にはC帽子
電光石火の指名あいさつに身を引き締めた。今春、名門・明治の主将として5季ぶりのリーグ優勝、38年ぶりの大学日本一に導き、また3年連続で選出された大学日本代表でもエースとしてMVPを手にしている明大・
森下暢仁には、ウエーバー順5位の
広島がまず1位入札。即戦力の評価の高い大学NO.1右腕に対しては重複も予想されていたが、前日に広島の
佐々岡真司新監督が指名を公にしており、そのけん制の効果か、単独での交渉権確定となった。ドラフト会議開始からわずか15分で新たな進路が決まった森下は、ドラフト恒例の明大野球部合宿所ではなく、駿河台キャンパス・アカデミーコモン2階にあるビクトリーフロアで記者会見。「本当に、1位で指名されてしまったんだなという気持ちです。幸せな気持ちと、これから自分はプロの世界でしっかり活躍していかなければいけない責任感、自覚を感じました」と白い歯をこぼした。
速報が飛び込んできたのは、そんな会見の最中・・・
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