10月17日、17時から「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が都内のホテルで開催。若者たちの前に、新たなる道への扉が開かれた。ここでは各球団のドラフト1位をクローズアップする。 取材・文=滝川和臣、写真=高原由佳 昭和の怪物・江川卓、平成の怪物・松坂大輔の写真と並んでの記念撮影。最速163キロを誇る“令和の怪物”への期待は高まるばかりだ
4球団が競合クジを引き当てたのは
指名会見の会場となった大船渡市の施設は、ドラフトが始まる前から高揚感に包まれていた。地元・大船渡高の右腕、
佐々木朗希の1位指名は間違いない。では、何球団が指名するのか? どこに入団するのか? 「令和の怪物」の将来が決まる瞬間を報じようと、35社、128人の報道陣が詰めかけた。会場の入り口では、野球部の父母が手をつなぎ、花道をつくって佐々木の登場を待った。16時15分、54人の野球部員を乗せたマイクロバスが会場に到着。同級生と一緒にバスを降りた佐々木は固い表情で会場入り、國保陽平監督らと登壇した。
『佐々木朗希、投手、大船渡高校』と自分の名前が指名されるたびに、歓声が上がる会場とは対照的に、佐々木の表情はこわばったまま。
日本ハム、
ロッテ、
楽天、
西武の4球団が競合の末、ロッテの
井口資仁監督が当たりクジを引いても表情は変わることはなかった。しかし、井口監督から中継画面を通して「ケタ違いの選手。世界に羽ばたける選手。一緒に千葉を盛り上げて行きましょう!」とメッセージを送られると小さく・・・
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