ここでは各球団が構築している2020年型新打線をチェックしていこう。3月に入り、打線が固まりつつあるところから、試行錯誤を繰り返すところまで状況はさまざま。本誌が命名した看板名も含め、最も目を引くのはどのチームだろうか。 ※原稿や選手の情報は3月1日現在。攻撃力は各項目5点満点でA〜C評価 今季の
阪神打線のキーマンは、2年目を迎える近本で「二番」に固定される予定だ。パンチ力もあり走力も兼ねそろえた打者で、さまざまな攻撃力の起点となる存在だ。近年の流れで攻撃能力の高い打者を二番に置く傾向があるが、近本もそれに近い。
矢野燿大監督は捕手出身。その目線で、阪神打線で誰が二番に入るとイヤかを推し量ったときに近本が適任として指名した。
これにより一番打者を誰にするのかが課題になる。昨季のチーム最高出塁率.403で俊足の糸井が入る可能性は高いが、ケガも気になるところ。ここに木浪や糸原が入ることも十分に考えられる。
一方、クリーンアップは、三番にベテラン、福留、四番に新外国人のボーア。そして五番に大山が入る可能性が高い。福留は昨年、ケガで苦しんだ。さらに今季現役最年長の43歳でフルでの活躍は難しい。ボーアは新加入で、開幕してみないと分からない。大山もオープン戦で結果を残したが、シーズンでは未知数だ。もしこの3人が期待どおりの活躍をすれば、二番・近本も生きることとなり、快進撃も予測できる。しかし、開幕してからどうなるか……。実力はあるクリーアップ3人だが半信半疑の状態でシーズンを迎えることになる。
そのほかに対左投手で
北條史也や韓国リーグ打点王の
サンズが入る可能性も高く、復活の可能性が高い
高山俊にも期待が掛かっている。昨年のような貧打線にはならない予感は十分にある。

△は左打ち、OPSは出塁率と長打率を足し合わせた数値
【球団担当推奨ORDER】出塁率優先打線 昨季の100試合以上出場選手で、出塁率の高い順番に打線を組んだ。出塁率順であれば必然的に得点も増えるはずだ。一番の糸井は唯一の4割超え(.403)。二番・サンズは韓国リーグで.396。遊撃手に該当なしのため、経験者のベテラン・福留でお願いする。(H.s)