2年目を迎える矢野タイガースの見どころを、総おさらい。期待値が高かった分開幕延期がやるせない──。そんなファンの声を生粋の虎党ダンカン氏が代弁する。 ※3月23日取材 取材・構成=滝川和臣 写真=BBM 
ここ何年も若虎の前に立ち塞がる福留。ベテランを蹴落とす新戦力の登場に期待
セは団子状態。福留を越えていけ!
野球がこの時期に見られないのが本当にもどかしく、早く満員のお客さんの前で選手がプレーしているのを見たいですね。でも開幕が伸びてくれたことは、
阪神にはプラスに働くかもしれない。というのも、外国人選手の実力がまだ見えてこない。
バレンティンなんて贅沢(ぜいたく)はいいません。それでも得点力不足の解消のために一発で勝負を決めてくれる助っ人は必要なんです。新助っ人の
ボーアは打球が上がらず、いまだ本塁打ゼロ。単打は打つけれど、詰まった当たりが内野の頭を越えていくような打球が多い。同じく
サンズも差し込まれるケースが多く、きれいにヘッドをかえして左中間に運ぶような当たりがまだ見られません。2人とも打撃に関してもう少し時間がかかるなら、調整時間が取れることでいい方向に向かうかもしれない。
でも外国人は実力の見極めが難しい。あのバースもオープン戦ではさっぱりだったからね。フィルダーなんて打撃練習のケージから打球が出ていかなくて「大丈夫かいな……」なんて思っていたら、あの活躍でしょう。その逆もあって、開幕前に評論家の誰もが絶賛したのにダメダメだった
ロサリオという例もある。現状では・・・
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