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2020ユニフォーム大特集 グラウンドに咲く花

巨人・黒×オレンジを初めて用いた1953年がモチーフ/12球団歴代ユニフォーム事情

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サンタマリアで


1976-80 HOME

長嶋茂雄監督就任の75年に文字がSFジャイアンツ型に変更されシングルラインに。76年モデルから左肩に初めて「YOMIURI」が入る/野球殿堂博物館所蔵


 現代はライン、胸マーク、背番号ともにオレンジと黒がベースカラーとなっているが、この2色が設定されたのは53年のことだ。この年、戦後初めて海外キャンプを行い、アメリカのカリフォルニア州サンタマリアへ飛んだ。このとき、ユニフォームを現地のウィルソン社にオーダーしているのだが、当時のニューヨーク・ジャイアンツ(現サンフランシスコ・ジャイアンツ)とまったく同じデザインに仕上がったため、そのチームカラーであるオレンジと黒を東京の巨人も踏襲することに。以降は現代まで伝統球団の不変のチームカラーとして受け継がれている。

 なお、サンタマリアキャンプから帰国後、ペナントレース用に微調整が加えられているのだが(リサイズ)、当時チームを率いていたのが伊達男で知られる水原茂監督で、スポーツ用品メーカーではなく・・・

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