ここでは球団別の「エースの系譜」をたどっていく。チームを幾多の栄光に導いた者、低迷期を孤軍奮闘で支えた者……。彼らがなぜ「エース」と呼ばれたのか、あらためて考えてみたい。 ※エース選定は編集部、通算成績は他球団含む 村田兆治 
在籍1968-90/通算215勝177敗33S、防御率3.24
先発完投のプライド
球団創設初年度の1950年に
荒巻淳が26勝を挙げて初優勝。以降も
小野正一、
小山正明、
成田文男と途切れることなく“エース”と呼ばれる男たちがいた。
その中で長きにわたって“チームの顔”であり続けたのが村田兆治だ。エースとなると「さらに甘えることができなくなる」と話した右腕は先発完投にこだわるように。直球を磨き、フォークの精度を高め、現役22年間で積み上げた215の勝ち星のうち、実に184が完投勝利だった。
完投にこだわった1つの理由に・・・
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