6月19日、待ち焦がれた球音がスタジアムに帰ってくる。無観客、120試合制で幕を開ける異例のシーズンは、未知の要素が多く、プレーする選手たちさえ手探り状態。しかし、誰もが経験したことのない状況は、裏を返せばどの球団にもチャンスがあると、とらえることができる。2020年をいかに戦うのか、12球団の思惑をみていこう。 ※情報は6月1日時点 【CHECK 1 過密日程を投げる先発ローテ】あえて固定しない可能性も

守護神・森[写真]へとつなぐ中継ぎ陣の顔ぶれにも変化が見られそうだ
右前腕部の張りが順調に回復している千賀だが、首脳陣としては開幕に合わせた調整はさせない方針。エースを欠く状況ながら先発陣に大きなマイナスを感じさせないのは、充実する顔ぶれと、ケガで出遅れていた
高橋礼の復帰があったからだろう。上記の写真で掲載した6人以外にも、二保や松本のほか、大竹といったファームからローテ入りをうかがう投手もいる。開幕先発ローテから漏れた投手はロングリリーフ要員となる可能性も高い一方で、そのまま先発として調整させ、コンディションや相手チームとの相性などによって入れ替えることも十分に考えられる。東浜や高橋礼といった軸となる投手以外は流動的なメンバーとなりそうだ。
リリーフ陣は抑えを務める森が盤石なだけに、いかにつなぐかがポイントとなる。昨季チーム最多登板の
甲斐野央が右ヒジ痛で離脱中も・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン