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120試合をどう戦う?2020年の戦い方

広島・選手層厚くV奪回可能な戦力も、ブルペンの不安を解消できるか/2020年の戦い方

 

6月19日、待ち焦がれた球音がスタジアムに帰ってくる。無観客、120試合制で幕を開ける異例のシーズンは、未知の要素が多く、プレーする選手たちさえ手探り状態。しかし、誰もが経験したことのない状況は、裏を返せばどの球団にもチャンスがあると、とらえることができる。2020年をいかに戦うのか、12球団の思惑をみていこう。
※情報は6月1日時点

【CHECK 1 過密日程を投げる先発ローテ】先発はいるが、抑えは固まらず


新外国人のスコット。一時は抑え争いをややリードしていたが、また横一線からの勝負となりそうだ


 先発陣は、開幕投手となる右の大瀬良と、左のK.ジョンソンの両輪がそれぞれカードの頭を受け持つ形が基本になるだろう。このほか、昨年7勝の左腕・床田、新人王候補の呼び声高い森下までは確定的。残りの2枠を、昨年8勝の九里、今季から先発に挑戦する遠藤、2017年に勝率第一位の実績を持つ薮田らが争う。そのほかにも、先発勝利の経験を持つアドゥワ、山口が控え、さらに右ふくらはぎを痛めていた本来の先発ローテーション投手の野村が開幕に間に合う可能性が出てきており、過密日程に対しても先発陣の頭数は心配ないと言えるだろう。

 ただ一方、ブルペンのほうは今もってメドが立っていない。構想では、クローザーとセットアップは、昨年途中から抑えを務めたフランスアと新外国人のスコット、D.ジョンソンの3人から2人を選ぶ方向になっているが・・・

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