統計的手法を用いた野球分析「セイバーメトリクス」では、得点獲得や失点阻止に個々の選手がどれだけ貢献しているかを数値で示す指標が多く存在する。それらを使いながら球団の枠も超えた「現役最強の二遊間コンビ」は誰なのかを守備、攻撃の両面から解析。データが導き出した最強二遊間は──。 データ解析・文=DELTA 構成=編集部 写真=BBM ※データは9月30日時点 
セイバーメトリクスでも高い評価を得た源田壮亮。安定した遊撃守備は西武の要だ
UZRが導き出す守備型No.1二遊間
最初に守備を評価する上で耳にすることが多くなりつつある指標「UZR(※1)」。最初に、その数値を使いながら守備力で選んだ場合の「最強コンビ」を考えていきたい。
前提として、UZRは一定数の打球に対峙する機会を得た選手でなければ有効な評価を下すことが難しいため、評価の対象とする選手は次のような基準で絞った。まず、2018年、2019年いずれかのシーズンで、セカンドもしくはショートを500イニング以上守った選手。これに今季、セカンドもしくはショートを300イニング以上(9月30日時点)守った選手も対象とした。

※過去2年いずれかで500イニング以上、今年9月30日時点で300イニング以上を守った選手
この基準に沿って選手をリストアップしたのが【表1】だ。ユーティリティー的に起用される選手や新鋭の選手が一部外れているが、それは・・・
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