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史上最強の監督は誰だ?

現指揮官の監督力CHECK ヤクルト・高津臣吾

 

特集第3章は現在の指揮官たちの采配がテーマ。タイプ、構想の実現力をチェックするとともに、来季、さらにその先を占っていこう。
※記録、情報は10月11日現在。総合力は5点満点

[2020-]


投手陣の下地づくりには一応の成果も……


総合力=3
監督タイプ=育成型

 今季から指揮を執る高津臣吾監督は、攻撃的二番として山田哲人を置き、四番に若き大砲・村上宗隆を据えるオーダーを組むなど、開幕直後こそ投打がピッタリとかみ合ってリーグ2位を走った。だが、開幕先発ローテーション入りしたスアレスの離脱や、山田哲の不調などで歯車が狂い出し、8月以降急失速してしまった。

 チームは最下位に沈むが、1990年代のヤクルト黄金期をクローザーとして支えた経験を生かし、中継ぎ陣の整備、育成に成功している。

 力を発揮できないでいた昨季のドラフト1位右腕・清水昇はセットアッパーとしてリーグトップの24ホールド。マクガフも開幕当初こそ振るわなかったものの、我慢の起用で復調してきた。クローザー・石山泰稚も同様で、変わらない信頼に応えようと、必死で腕を振っている。

 また、今季から加入した長谷川宙輝に関しては、8月25、26日の巨人戦(神宮)で2夜連続の救援失敗で敗戦投手となった中、翌日も9回二死からマウンドに上げることでハッパをかけ、自信を取り戻させた。ベンチに戻った長谷川を、マクガフが笑顔で迎えたことからも、ブルペン陣の雰囲気の良さが分かるだろう。

 コマ不足の先発陣は、小川泰弘ら実績のある投手には絶対の信頼を置く一方で、高梨裕稔など中堅組には、本調子でないと分かれば早々に交代させるなど、厳しくすることで奮起を促している。

 野手でも高卒2年目の濱田太貴といった若手を積極的に器用しており、チームの下地づくりは着々と進められている。

2021年はどうなる?→【留任】山積みの課題をどう改善していくか


 高津監督は3年契約の1年目のため、来季続投は確定だ。チーム力の底上げ、若手の育成、投手陣の立て直しなど、まだまだ課題は山積み。来季以降にこれらをどう改善していくかで、2023年の去就は決まるだろう。これまでは、昨季までヘッドコーチを務めていた宮本慎也が、将来的な監督候補として名前が挙がっていた。昨季の最下位の責任を感じてユニフォームを脱いだ男だが、次期監督にと推す声は根強い。3年後の“政権”はいかに。

編集部が選ぶ近未来監督候補・村上宗隆


ヤクルト/20歳


未来の夢ながらオーラは感じられる

 20歳の現在ですら、威厳と風格を打席で漂わせる村上宗隆だ。年齢と実績を積み重ねていけば、今以上にどっしりとした落ち着き、オーラを放つ男になるに違いない。ファンが村上の打席に期待を抱くように、将来的には「この人に任せれば何とかなる」と思わせられる監督になるはずだ。それだけでなく、先輩からかわいがられ、後輩からは慕われている。ベンチでも常に声を出して味方を鼓舞する姿からも、村上の人柄がうかがえる。人望の厚さも監督向きだろう。
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