2013年8月、全日本中学校陸上選手権大会(愛知・瑞穂)で、五十幡は100メートルと200メートル(写真)を制した。フロリダ大・サニブラウン・アブデル・ハキーム(当時・城西大城西中、右)は200メートル2位、100メートル3位だった/写真=田中慎一郎
中学時代は「二足のわらじ」ならぬ「二足のスパイク」を履いていた。
東京神宮シニアで外野手としてプレーしながら、長野中(埼玉)では「野球のためになれば」と陸上部に所属。中3時の全日本中学校陸上競技選手権では100メートルを10秒92、200メートルは21秒81で制している。
この大会には100メートル日本記録(9秒97)を持つサニブラウン・アブデル・ハキーム選手も出場しており、100メートルでは3位、200メートルでは2位だった。そのため、「サニブラウンに勝った男」が
五十幡亮汰の代名詞になっている。五十幡は「いつかは自分の名前のほうが先にくるような選手になりたい」と意気込む。
中大では中堅手で、一番もしくは二番を打つ左打者。セーフティーバントを試みれば3秒5台で一塁を駆け抜け、盗塁タイムは3秒2台。プロでもトップクラスに入るスピードだ。
五十幡自身も「一番の強み」と言う走力を生かすため・・・
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