希代のクローザーいわく「マックス感謝を伝えたい」。その思いだけで、現役最後のマウンドに上がり、笑顔で22年間の現役に幕を下ろした。その後の引退セレモニーでも終始笑顔を見せたが、最後の最後、去り際に郷愁が湧いてきた――。 写真=毛受亮介 
セレモニーのスピーチでは終始笑顔で各方面に大きな感謝の言葉を並べた
感謝の気持ちを出し切った
最後は下を向いたまま、グッとこらえた。満面の笑顔でプロ野球人生を締めくくる。試合前の練習、息子の始球式、そして藤川自身の登板。そのすべてに笑顔があった。
「人間・
藤川球児を多くのファンに見てもらいたい。ファンに感謝の気持ちを伝えるために本当の自分で伝えたいと思っています」
引退を発表し会見を行った9月1日。藤川は「この日で藤川球児は死んだ」と表現した。つまり、この日で野球人・藤川球児を終えたのだ。ここからは今まで支えてもらったファンに恩返しをする。その一心で体を調整し、一軍のマウンドで腕を振った。
その最後が11月10日の
巨人戦(甲子園)。0対4と負け試合になってしまったが、9回のマウンドに上がった・・・
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