
序盤は最下位も3位でフィニッシュ。写真はエース大野雄[右]と中継ぎの福。ともにタイトル受賞
投手力 PITCHING REVIEW
大野雄大が大黒柱としての活躍を見せた。今季7試合目の登板で初勝利(7月31日
ヤクルト戦/ナゴヤドーム)は遅かったが、そこから抜群の投球内容で11勝を挙げてチームを浮上させた。右のエースとして期待された
柳裕也は2度の戦線離脱で6勝どまり。2年目の
梅津晃大、3年目の
山本拓実も飛躍が期待されたが、やや伸び悩んだ。それでも
福谷浩司が復活して8勝、2年目の
勝野昌慶も8月から飛び出して4勝、
オリックスから移籍2年目の松葉も3勝ながら安定した投球を見せ、先発陣は層の厚さが光った。
しかし何よりも安定していたのは強力リリーフ陣だ。開幕当初は中継ぎだった
R.マルティネスを抑えに配置して好回転。
祖父江大輔、
福敬登は50試合以上にフル回転でピンチを凌いだ。6回終了時点でリードしていれば37連勝は圧巻の記録。リーグ防御率3.84はリーグ4位ではあるが、それ以上の安定感があった。投手陣を前面に押し出した戦いは広いナゴヤドームを考えれば当然の策。21年も先行逃げ切りのパターンで勝利を重ねていくことになる。
攻撃力 HITTING REVIEW
序盤は
平田良介が不振、
アルモンテや
高橋周平などの故障もあり・・・
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