セ・リーグの年間最多盗塁76の松本匡史(巨人)もパ・リーグ記録、106個の福本豊(阪急)もなし得なかった新人から2年連続30盗塁。歴代7人しかいないこの記録を2020年、阪神・近本光司が達成した。阪神の先輩で、5年連続盗塁王、近本あこがれの赤星憲広も逃したセ・リーグでは67年ぶり2人目の記録にスポットを当てる。 
セ・リーグでは史上2人目となる新人から2年連続30盗塁以上を記録した近本。21年も30盗塁以上を決め阪神の16年ぶりVに貢献するつもりだ[写真=宮原和也]
新人で30盗塁以上セでは5人のみ達成
これまで幾多の韋駄天も実はこの記録を達成していなかったということが驚きでもある。新人からの連続盗塁記録。11月2日の
DeNA戦(横浜)で阪神の近本光司が3回と7回に盗塁を決め、2年連続30盗塁を達成した。これがセ・リーグでは実に67年ぶり、国鉄の
佐藤孝夫以来の記録となったのだ。
年間76盗塁のセ・リーグ記録を持つ巨人の松本匡史や
広島黄金期の不動の一番で1985年に73盗塁を決めた
高橋慶彦、さらに新人から5年連続盗塁王を獲得している阪神の赤星憲広でさえこの記録は達成していないのだ。
「僕は走れるときに、しっかり走れることだけを考えているので、そういう(記録)のはあまり気にしていないんです」と近本は達成時に淡々と答えていたが・・・
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