2021年のペナントレースは、セ・パともに3月26日に幕を開ける。コロナ禍で揺れた20年だったが21年こそは球場に歓声が戻ることを信じて――。どこよりも早く、12球団戦力分析をお届けする。 
21年もリリーフの中心は清水昇だ。心配されるのは勤続疲労だけ
2年連続の最下位に終わり、オフには大量16選手がチームを去るなど、“血の入れ替え”が行われた。投手陣は12球団ワーストの防御率、野手陣はリーグワーストの打率と、戦力不足を思い知らされた。
ゆえに、オフシーズンは積極的な補強に動いた。まず、2020年にFA権を取得した
山田哲人、
石山泰稚、
小川泰弘を全力で慰留。特に山田に関しては7年総額40億円とも推定される超大型契約を結んだ。打率.254と不本意なシーズンを送っただけに、主将にも就任した21年はバットと背中でチームを引っ張る覚悟である。
FA宣言した小川は、12月11日時点で去就未定。小川次第で21年の投手陣容がガラッと変わってくるだけに、宣言残留が望ましいが、小川が移籍した場合、
高橋奎二、
吉田大喜ら若手に、19歳の
奥川恭伸が台頭してこなければ苦しいだろう。
ドラフトでは
木澤尚文(慶大)、
山野太一(東北福祉大)と大卒の即戦力を指名し、アストロズの速球派大型右腕・
サイスニードの入団が決定。そして・・・
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