まさかの藤浪晋太郎の開幕投手起用で、開幕3連勝。その勢いに乗って連勝、連勝を繰り返し、4月25日現在、貯金「11」でセ・リーグの首位に立つ。今回は16年ぶりの歓喜に向け快進撃を続ける猛虎・阪神に迫る。 
昨季から打点を挙げれば負けないと言われた大山。実際に19試合連続と神話は続いた。それが途切れても阪神の快神撃はこの四番のバットからもたらされていくはずだ
実体が明らかではない“おばけ”のようなものだが、過去の実績にあてはめて語られる不敗神話、そして優勝確率……。今年の阪神快進撃には、そういう言葉が常に躍っている。開幕20試合を経過して16勝以上をした年は過去2度。その2度とも優勝しているのだから、優勝確率は高いはずだ。ただ、どちらも1リーグ時代で、1937年秋の18勝、38年春の17勝。まさしく神話的な出来事と言ってもいいだろう。
ほかにも“負けない”神話がいくつもあった。四番・
大山悠輔が打点を挙げた試合は昨季から負けない。大山の豪快なフルスイングから生み出される打点を見るたびに、虎ファンは「今日も勝った!」と信じることができた。だが・・・
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