新人ながら西武の一番を務める若林楽人。駒大からドラフト4位で入団したが大学の先輩・石毛宏典氏も西武での新人時代、主に一番を打ち新人王を獲得する活躍を見せた。石毛氏は西武で通算771試合に一番として出場。実はこれはライオンズ史上NO.1の数字だ。『西武・一番』の偉大なる先輩でもある石毛氏が若林へエールを送る。 取材・構成=小林光男 写真=BBM 
リーグトップの20盗塁をマークしている若林。スピードは抜群だ
現状をメモすることがのちに役立つはず
キャンプ、オープン戦とA班に帯同し、開幕スタメンを果たした若林ですが開幕直後は疲労からかバットが振れていない印象でした。しかし、今では立派に一番バッターを務めています。崩れた打ち方はしていないですし、プロのストレート、変化球に対して、それなりに対応しているな、と。逆方向へもしっかりと打っていますしね。
三振は多いですが、ガムシャラに来たボールを打っている状況なんでしょう。私も新人時代は同様でした。それが自分のポテンシャルを十分に発揮できるのです。でも、そういった中でも追い込まれたらバットを短く持って、粘って四球を勝ち取るといったことも必要になってきます。そうすれば出塁率も上がっていく。そのあたりは辻(
辻発彦)監督にアドバイスを求めればいいんですよ。辻監督も社会人時代(日通浦和)はクリーンアップを打っていましたが、プロでは通用しないと感じてバットを短く持つように。簡単には打ち取られない嫌らしい打者でしたからね。
プロは1年間、相手と何度も対戦を重ねていくわけですが、そうすると・・・
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