
2008年、19歳で北京オリンピックに出場した田中将大[JMPA]
運命に導かれるように、再び日本代表のユニフォームを着る。オリンピックへの決意は、代表に選ばれる半年前からすでに固まっていた。
1月の
楽天入団会見。8年ぶりに古巣へと復帰した田中将大に、東京オリンピックへの質問が投げかけられる。未定の事柄に関しての言及を好まない男が、はっきりと胸の内を開いた。
「2020年にオリンピックが開催ということでしたので、自分は出られない立場にあった中で延期になって。日本球界に帰ってきて、出るチャンスがあるので、選ばれたのであれば僕が断る理由なんてないです。心から出たいと思っています」
通常どおりに東京オリンピックが開催されていれば、その期間、田中はニューヨーク・
ヤンキースの主戦投手として、ヤンキー・スタジアムで投げていた。それが、新型コロナウイルスによるパンデミックで大会が1年延期に。本来なら喜ぶべきことではないが、田中には幸運な巡り合わせだった。
東京オリンピックでは・・・
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