神宮で伝統の「KWANSEI」の文字が躍った。28年ぶりの大学選手権出場で57年ぶりの初戦突破に貢献。第1回大会決勝の顔合わせとなった慶大との準々決勝で敗退も、全国舞台でインパクトを残している。 取材・文=沢井史 写真=前島進 
関学大入学後では、自身初の全国大会となった大学選手権では1回戦[対松山大]で7回1失点の好投を見せ、57年ぶりの勝利に貢献した
173cm76kgの体に詰まったポテンシャルを今春、存分に発揮した。3完封のうち、1勝1敗と勝ち点をかけた立命大と近大の3回戦で「1対0」の価値あるシャットアウト。計5勝を挙げて14季ぶり15度目の関西学生リーグ制覇の原動力となった。防御率0.88でMVP、最優秀投手、ベストナインと個人タイトルを総なめ。この春、自己最速を1キロ更新した151キロ左腕はドラフト上位候補として、一気に評価を高めている。
リーグ戦の勢いそのまま、東京に乗り込んだ大学選手権では57年ぶりの初戦突破に貢献。しかし、34年ぶりの優勝を遂げることになる慶大との準々決勝で敗退(3対5)。先発した黒原は5回4失点と、本来の力を発揮することができなかった。
「自分の思い描いた投球ができませんでした。本番にベストに持ってこられなかったのは、実力不足です」。それでも、大学選手権で見せた「古豪復活」の功績は、色褪(あ)せない。
2年秋にはリーグ戦最下位を経験している。1年春からマウンドに立ち、同秋には150キロの大台を突破したが、厳しいチーム状況が続いた。昨秋までの3年間を・・・
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