9月中盤に差し掛かっても、いまだに阪神、ヤクルト、巨人が3ゲーム差の中で優勝争いを繰り広げている。どのチームにも抜け出すだけの決め手がない。あとは直接対決でいかにたたくか。そこで、ここではそれぞれの直接対決でキーになる選手たちを挙げながら、今後の戦いを占っていく。 ※成績はすべて9月19日現在 写真=BBM 首位を守る阪神はヤクルトに大きく勝ち越しているが、巨人には苦戦。ヤクルト戦のカギを握るのはマルテで巨人相手ではエース・西勇輝だ。 対ヤクルト カギは投打の助っ人3人の活躍にあり

マルテ
対ヤクルト戦成績 11勝6敗3分 誰もが敗戦を覚悟した9回での3点差(1対4)。9月14日の直接対決で起死回生の同点3ランを放ち、引き分けにした四番・マルテ。2位ヤクルトを引き離すためにはこの男の打撃は必要不可欠だ。
同戦の打率.338に6本塁打がその相性の良さを表している。18本塁打のうち3分の1が2位チームからで、残りの直接対決5試合でも重要な場面での一発の期待が懸かる。15個の四球を選んでおり、選球眼も抜群で相手バッテリーも攻略に頭を悩ますだろう。
ただ四球の場合は、打線の中でつなぎにしかならないため、次打者以降が不振であるならマルテとの勝負を避けるという選択肢になる。特に一番の
近本光司が20試合で30安打とヤクルトに相性がいいだけに、得点圏でマルテを避ける可能性が高く、五番に入る
サンズや
大山悠輔の打撃復調もカギになる。
先発では・・・
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