長くチームを支えた快速球右腕。現役引退後もドラゴンズ一筋でコーチ、二軍監督を歴任し、現在は野球解説者としてOB会長として戦いを見守り続ける。立浪和義新監督、そして新生ドラゴンズへの期待を熱く語った。 取材・構成=井口英規 写真=BBM 
就任会見での立浪新監督
家まであいさつに
やっと回ってきたね。
2009年に引退して12年間だから、干支が一回りか。OBとしてもうれしいな。彼はドラゴンズ一筋、生粋の監督だしね。俺がOB会長で立浪が理事ということもあって、よく話もした。「用意しとけよ、必ず声が掛かるから」と何度も言っていたんだ。
立浪新監督が、就任会見で「身だしなみ、礼儀から」という話をしていたけど、これは大賛成。今までいろいろな選手を見てきたけど、そういったことがしっかりできない選手は必ずプレーに出る。あと一歩の詰めが甘くなるというのかな。ユニフォームを着たときはもちろん、普段もそう。ダラーッとリ
ラックスするのは、家に帰って風呂に入って、そのあとでいいでしょ。そこまではしっかりやろうよ、ということだね。
立浪自身がそう。現役時代から、あいさつ、身なり、あと言動もすごくちゃんとしていた。今回も正式発表は10月29日だったけど、律儀にも22日に家まで来てあいさつをしてくれたんだ。電話がかかってきて、そのあと出掛ける用事があると言ったら、「じゃあ、すぐ行きます」と言ってほんとにすぐ来てくれた。そうなると、こっちもうれしくなるし、応援しようと思うよね。
昨年、久々のAクラス(3位)だったでしょ。ようやく一つハードルをクリアしたな、よし次だ! と思ったら、まだ本当の自信がついてなかったのか、一皮むけたと思ったらそうじゃなかった。根性論は言いたくないけど・・・
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