激戦となった日本シリーズ全6戦を、東京2020オリンピックで日本代表コーチを務めた井端弘和氏が徹底解説。現役時代は5度のシリーズ経験(日本一1度)を持つ“名手”が、勝敗を分けたポイントに迫る。 解説=井端弘和(東京2020オリンピック日本代表コーチ) 
2点ビハインドの9回裏、まず同点に追いついたオリックスは、なおも無死一、二塁の好機で吉田正尚が中越えにサヨナラの適時二塁打を放つ
11/20(土) 第1戦@京セラドーム 18:00開始 3時間46分 1万9297人 オリックス4x-3ヤクルト 
[ヤ]P奥川、H清水、●マクガフ-C中村
[オ]P山本、吉田凌、ヒギンス、〇比嘉-C若月、伏見
[本]モヤ(オ/7回裏ソロ)、村上(ヤ/8回表2ラン)
攻撃→守り→攻撃
非常に重たい展開でした。「1点でも許したら負けてしまう」という緊張感を漂わせながら、両先発投手がマウンドに立っていました。どちらもレギュラーシーズン中は伸び伸び投げていくタイプですから、珍しい入りだったと思います。しかも、
山本由伸は6回までに112球を要してしまう。春先など、ごく希にそういう展開の試合があるものの、今季18勝で防御率1.39の絶対エースが窮屈でポンポンいけなかったところに日本シリーズの難しさが表われています。逆を言えば・・・
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