
一番に定着し、育成出身選手としては過去最多の12本塁打を放った松原
投手力 PITCHING REVIEW
兎にも角にもエース・
菅野智之のコンディション不良が痛かった。2020年は1人で12の貯金をつくった右腕だが、オフのMLB移籍を断念して残留した21年は、足や右ヒジの違和感などで離脱を繰り返し、6勝(7敗)に終わった。飛躍を期待された高卒3年目の
戸郷翔征は前半戦だけで8勝も、後半戦は1勝止まりで2ケタに届かず。同じく3年目(大卒)左腕の
高橋優貴はキャリア初の2ケタ11勝でチームの勝ち頭も、前半戦だけで9勝を挙げていることを考えれば、後半戦の失速が痛かった。
ほかに先発では手術明けで出遅れの
C.C.メルセデスが7勝、途中復帰の
山口俊は2勝、A.
サンチェスも5勝と伸びず。連覇の原動力でもあった先発投手陣が44勝51敗で負け越しと、チームの足を引っ張った。
リリーフ陣は50試合以上登板が5人、40試合以上が2人(計7人)と奮闘した。チーム全体で完投はわずかに4。QSも64と半分に満たず、継投も早いことから、前半戦から登板は増えていた。さらに、9月に入って先発陣は中4~5日を採用し、負担は増大。その中でもT.
ビエイラが・・・
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