いよいよ迎えるシーズン開幕。ここからは野球解説者15人が、投手は勝利、ホールド、セーブ数、打者は打率、本塁打数、盗塁数のトップを大胆予想。その上で編集部が投、打、走の主役をあぶり出す。鉄板中の鉄板もいれば、意外な人選も? そのラインアップを見ていこう。 【セ・リーグ編はこちら】 ※年齢は2022年の満年齢 【予想していただいた野球解説者(敬称略、50音順)】礒部公一、伊原春樹、井端弘和、大久保博元、川口和久、斉藤和巳、里崎智也、白井一幸、達川光男、野村弘樹、平野謙、星野伸之、真中満、谷沢健一、藪恵壹 「投」の主役[先発部門] オリックス・山本由伸
“自分超え”実現へ タイトルを総なめした昨季に実力は証明済み。今季もケガさえなければ、最多勝を含めた全タイトル奪取の可能性すらある。掲げるのは「昨年の自分を超えること」。昨季の開幕直後は黒星が続き、5月中旬の時点で3勝5敗と負けが先行していたとあって、「昨年は開幕してからすぐは調子が不安定でだったので、今年は調子を安定させて勝っていきたい」と“開幕ダッシュ”も期す。2021の“自分超え”へ。大台の20勝も期待だ。以下は菅野同様、最多勝の推しコメント。
【推薦コメント】 ・「安定感で本命。先発ローテ守れば
佐々木朗希(
ロッテ)にも可能性あり」(谷沢)
・「三振を取れるし、打線が余裕を持って攻撃できる」(大久保)
・「安定感は突き抜けている」(伊原)
・「文句なしのNo.1投手。昨年同様の活躍に期待」(真中)
・「あくまで根拠は昨年実績だが、トップクラスであることは間違いない」(里崎)
・「どれだけ疲労が抜けているか。佐々木朗希(ロッテ)が絡めば面白い」(礒部)
・「頭1つ抜けている。順当にいけば間違いなくタイトル争いに絡んでくる」(斉藤)
「打」の主役[アベレージ部門] オリックス・吉田正尚
数字は残るもの 結果に一喜一憂しない。そう肝に銘じているバットマンは、プロ6年間の通算打率を見ても.326とハイアベレージ。3年連続となる首位打者への期待も大きい。ただ、数字は挑むものではなく、残るものと考えている。初の首位打者を獲得した2020年のシーズン中には、こう言っていた。「大事なのは“今”ではなく、最終的な数字。数字と戦うと数字に追われてしまうので」。揺るがぬ信念を持つからこそ、結果も安定する。
【推薦コメント】 ・「本塁打も打てるが・・・
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