MVP、日本一、世界一――。歓喜を味わい尽くしてもなお、満足することはまったくない。燕の四番はさらなる高みへ駆け上がる。 写真=高原由佳 三冠王も視野に
スワローズの勢いが止まらない。そして、燕の若き主砲を誰も止められない。村上宗隆はいまや球界を代表する打者に成長した。6月27日時点で2位・
巨人と11ゲーム差をつけてセ・リーグ首位を独走するチームを、不動の四番打者としてけん引。同日時点で打率.315はリーグ2位、26本塁打と71打点はリーグトップに立っている。令和初の三冠王も夢ではない好成績だが、「続けることが大事なので、この状況を続けて、いいときも悪いときも同じように、やるべきことをやっていければと思います」と決しておごらず、地に足をつけて前に進んでいる。
昨季は、セ・リーグMVPと本塁打王(39本)に輝き、6年ぶりのリーグ制覇と20年ぶりの日本一達成に大きく貢献。2年連続最下位チームの四番打者だったが、目標だった優勝チームの四番打者となった。そして、今季は交流戦MVPに輝き、セ・リーグでは初となる全6球団に勝ち越しての完全優勝に導いた。四番打者とはチームの中心に座る特別な打順で、村上自身も「勝敗を左右する打順ということは間違いない」と自覚する。主砲が打てば、チームの勝利も近づく。22歳という若さで・・・
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