強いスワローズであり続けるために――。「勝利」と「育成」を両立しながら、指揮官が黄金時代を築き上げていく。 文=森安楽人(共同通信) 写真=高原由佳、大泉謙也 若き力の台頭
昨季20年ぶりの日本一を奪還した高津スワローズが今年も強い。ここ10年ほど、Aクラスに入ると連続してBクラスに落ちることを繰り返してきたチームだけに、日本シリーズを制してもファンから「さあ黄金時代だ」という声は少なかった。11月末まで戦い抜いた疲労を憂慮する声はチーム内にもあった。だが蓋を開けてみればどうだ。交流戦を14勝4敗の18試合制最高勝率で制し、6月27日時点で2位
巨人に11ゲーム差を付けて首位をひた走る。負傷離脱中の
奥川恭伸と
サンタナという“伸びしろ”を残しているにもかかわらず、だ。
村上宗隆と
塩見泰隆は昨年の勢いのままに好調で、打率が伸びない
山田哲人も一発や四球、安定した守備で二塁手として12球団トップ級の活躍を続ける。そんな既存戦力を底支えしているのが、新たに戦線に加わってきたフレッシュな力だ。
今季、高津臣吾監督が生み出した新語の一つに・・・
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