今季、日本ハムのオフィシャルチアチームが踊る「きつねダンス」が大ヒット。最近では高校野球や都市対抗の応援にまで広がり、他のプロスポーツ、芸能界を巻き込んで、その勢いは衰え知らずだ。なぜ彼女たちのダンスがこれほどまで愛されるのか、誕生からの足跡を振り返ってみよう。 【きつねダンス☆振付レッスン】はこちら 取材・文=滝川和臣 写真=高原由佳、北海道日本ハムファイターズ 
27人のメンバーの中から試合ごとに12人が登場し、球場を彩る
ファンと一緒に踊りたい!
巷を騒がすきつねダンスが登場したのは、札幌ドームでの本拠地開幕3戦目(3月31日、
西武戦)だった。一度聞いたら耳に残る音楽、目に焼き付く不思議なダンスは、球団でファイターズガールを担当する尾暮沙織さんが目にしたある動画がきっかけで生まれた。「原曲はYlvis(イルヴィス)の『The Fox(ザ・フォックス)』です。もともとはキタキツネをモチーフにした球団マスコット、フレップが踊れるようなダンスを考えているときに、この曲のMVを見つけて。面白そうだなと思って、いつかやりたいなと考えていたんです」と尾暮さんは舞台裏を語る。
今季、ファイターズは球団ロゴ、ユニフォームなどがリニューアル。同じタイミングで場内の音楽や演出を一新するにあたり、フレップ用に温めていたアイデアをファイターズガールが踊るダンスに採用した。一番の特徴は、見る人を惹きつける中毒性のあるダンスだ。これも原曲のMVをベースに尾暮さんが「分かりやすい振り付けだったので、これを生かさない手はない」とアレンジを加えたもの。「意識したのは・・・
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