強豪校として名高い東海大相模高のユニフォームについて、実際に袖を通した選手の話を聞こう。まずは2015年夏の甲子園を制した小笠原慎之介投手だ。相模ブルーと呼ばれたユニフォームには同校のすべてが詰まっていた。 取材・構成=牧野正 写真=BBM 関連記事→「
<CLOSE UP>系列校対決 敵も味方も同じユニ どっちがどっち!?」

[相模ブルー]1年春からベンチ入りした小笠原。相模ブルーの重みを感じながらの3年間だった
同じユニでも全然違う
神奈川県藤沢市出身。中学時代は「湘南ボーイズ」に所属し、3年夏にはジャイアンツカップ(全日本中学野球選手権)で優勝。本格派のサウスポーに強豪校からの誘いは多かったが、地元の東海大相模高への進学を決めた。色鮮やかな“相模ブルー”にピンストライプのユニフォームは同校のステータス。しかしそれは関東大会、夏の県大会、甲子園での試合着用に限られる。選ばれし者しか袖を通すことはできない特別なユニフォームなのだ。 何校か声をかけていただいたようですが、自分の耳には入ってきませんでした。基本的にはクラブチームの監督さんに決めていただき、東海大相模さんになりました。(自宅から)近くて良かったですけどね。相模のユニフォームは有名でしたから袖を通してみたいなという気持ちはありましたけど、神奈川と言えば横浜高のイメージもあって、横浜高のユニフォームもシンプルで強く見えましたね。
相模には相模ブルーと白地のユニフォームの2つがあることを知ったのは入学してからです。入学して最初に手渡されるのは白地のユニフォームですが、これは練習試合や春、秋の県大会で着るもの。縦縞ですが、すごくシンプル。相模ブルーは左袖に校章、右袖には「SAGAMI」の赤文字が入っていますが・・・
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