ペナントレースも最終局面だ。優勝の行方とともに個人タイトル争いも熾烈になってきた。果たして、あのタイトルは誰の手に――。 ※記録は9月4日現在 
最年少での三冠王達成を目指すヤクルト・村上
残すは打率のみ
打率、本塁打、打点の3部門すべてでリーグトップに立っているのがヤクルトの
村上宗隆。三冠王達成の期待が日に日に高まっている。
本塁打は9月2日の
中日戦(神宮)で、日本人としては
松井秀喜(元
巨人ほか)以来となる50本塁打に到達した。昨季、本塁打王のタイトルを分け合った
岡本和真が2位につけているが、村上の半分以下の25本。差は大きく開いており、村上の2年連続本塁打王達成は確実と言っていい。
打点部門についても同様で、1位の村上が125打点に対して2位の
大山悠輔が80打点と差は歴然。昨季打点王の岡本も76打点で遠く及ばない。本塁打と打点の2部門については、村上が歴代記録にどこまで迫れるかに焦点が移っている。
本塁打、打点部門のタイトルを確実なものとし、三冠王達成へ残すは打率部門。村上は8月に入り、月間打率.440と大暴れ。7月末時点で打率.316が、8月末には打率.339にまで上昇しトップに立った。それまでトップに立っていた
佐野恵太だが、8月の月間打率.276と調子を落としたこともあり、村上との差が開き始めた。
村上の三冠王達成に立ちはだかるのは、2位の打率.322をマークしている
大島洋平だ。4月に右ヒザへの死球、8月には新型コロナ陽性で戦列を2度離れた影響で出場は88試合。打席数も村上より130近く少ない。そのため打率の変動が大きく、固め打ちが続けば、村上を逆転する可能性もある。しかし・・・
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