前年王者としてスタートした2022年シーズン。苦しい戦いもあったが、5月21日から首位を走り続けている。果たして今年のヤクルトは何が変わり、白星を積み重ねていったのか。投手、野手それぞれで昨季との違いを見ていこう。 成績は9月21日現在 【野手編】はこちら 
徹底したマネジメントでリリーフ陣の登板頻度を調整し、シーズンを通して高いレベルを保った
■チーム防御率 2021年 3.48(先発 3.63、リリーフ 3.25)
2022年 3.58(先発 3.85、リリーフ 3.16)
エース復活
まだペナントレースは終えていないが、133試合を消化した時点で、先発投手陣で2ケタ勝利を挙げたのは今季も0人。チーム防御率を比較しても昨季3.48→今季3.58で、先発、リリーフ別の防御率を見ても大きな変化がないように見える。だが、その数字も一つひとつ細かく追っていくと、昨季との違いが見えてくる。
先発投手陣の成績を見ていくと、今季は一人あたりの投球回数が増えた。これは開幕から先発ローテーションを守ってきたこと、そしてシーズン途中での配置転換がなかったことが一つの要因だと言える。
奥川恭伸が今季初登板後に上半身のコンディション不良で離脱するアクシデントはあったが、そのほかの
小川泰弘、
高橋奎二、
高梨裕稔、
石川雅規、
原樹理、
サイスニードは・・・
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